ICAFは2002年から始まり、今年で20周年を迎えました。そして2002年当時40代だった幹事校の教員が定年を迎え始めています。20回・20年という区切りにこれまでICAFを支えてきた東京造形大学の木船徳光先生、小出正志先生、東京工芸大学の木船園子先生、武蔵野美術大学の陣内利博先生、そしてICAF名誉実行委員長の古川タクさんに、20年間の学生アニメーションやICAFの成り立ちなどについてお話をお聞きしました。
今回は9/26から10/2までオンラインで配信。
インタビュー(1)
古川タク(ふるかわたく)
1941年三重県生まれ。大阪外国語大学(現:大阪大学)卒業、TCJ、久里実験漫画工房を経てフリーに。ーコマ漫画家、イラストレーター、アニメーション作家として活動、現在に至る。ICAF実行委員会 名誉実行委員長。
インタビュー(2)
IKIF/アイケイアイエフ 木船徳光(きふねとくみつ)+石田[木船]園子(いしだそのこ)
1979年東京造形大学在学中にユニットを組み、8mm、16mmフィルムによるアニメーション制作 を開始する。様々な素材や技法を用いた実験アニメーションや映像インスタレーション等の制 作、発表を続け、1980年代終盤AMIGAというパソコンの購入を期にCGアニメーションの仕事に 携わるようになる。1997年にIKIF+(アイケイアイエフプラス)を発足。それぞれ東京造形大学、東 京工芸大学でアニメーション教育に携わりながら活動を続けている。
インタビュー(3)
小出正志(こいでまさし)
アニメーション研究者/東京造形大学教授 1957年名古屋市生まれ。1982年東京造形大学卒業(映像専攻)。専門はコミュニケーションデザイン、映像学、アニメーション研究。その教育と研究に携わる傍ら研究会・講演会、展覧会・映画祭などの企画・運営・審査ほかに従事。日本アニメーション学会会長、SICAF国際審査委員、PISAF国際審査委員、文化庁メディア芸術祭審査委員、芸術選奨選考審査員、新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員長などを歴任。
インタビュー(4)
陣内利博(じんのうちとしひろ)
1955年福岡県生まれ。「みること」「みせること」の歴史的・科学的な検証を通した、映像・展示・データベース・検索システム・ネットワーク構築などこれからのヴィジュアルコミュニケーションのあり方の研究。’80年代はインターネットの前進であるビデオテックスの開発と普及に関わる。’90年代は大型映像機の設置や番組制作に関わり、主に’92年セビリア万国博覧会(スペイン)日本館の展示企画、新千歳空港館内CATVシステム企画などを行う。現在はアニメーションやドキュメンタリーなどの映像制作、互いに知恵を共有する場としての展示計画、フェスティバルの企画運営を通して人々との関係づくりを行っている。