2020-08-17
コラム:湯崎夫沙子さんインタビュー
ICAF2014カタログに掲載させていただいたクレイアニメーション作家の湯崎夫沙子さんのインタビュー記事を、より多くの方に読んでいただくため、WEB公開致します。 *記事中の作品などについては2014年当時のものです。*聞き手:若見ありさ(女子美術大学 講師) ■湯崎さんはどういう学生時代を過ごされていたんですか? さぼっていたというと言葉は悪いけど毎日新宿御苑に通って日向ぼっこしながら素晴らしい植物園で写生していたのよ。先生が授業中に言った事を自然の中で頭を冷やして、もう一度思い返して考えて...大自然を味わいながら休むのが喜びであり制作意欲を生まれさせる起点になっていると思うの。自分がさぼっているという感じを味わいながら。学校の授業以外で友達と楽しんだり。私の時代はまだアニメーションは身近ではなかったのよ。1950年でテレビはあったけど家庭に届いていない時代だから。 そんな時に通っていた女子美術大学のグラフィックデザイナー河野鷹思先生がデザインの授業でテレビのテロップデザインをやってみなさい。という授業があったのよ。でも教室にテレビがあるわけじゃないのよ。河野先生は海外によく行か