フェスティバルディレクターよりご挨拶
学生アニメーションの最前線、インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)は、今年で24回目を迎えます。本年は「原点回帰」をキーワードに、学生たちが時間と努力の結晶として生み出した瑞々しい作品群を皆様にお届けいたします。ICAFの始まりは、「学生が作ったアニメーションを、みんなで集まって楽しもう」という純粋な好奇心でした。その背景には、教員たちの「学生に発表の場を与えたい」という教育的信念、そして何より「うちの学生が作った面白い作品を見てほしい」という、いわば“教え子自慢”とも言える温かな情熱がありました。
四半世紀近くを経て規模が拡大した今も、私たちの根底にある想いは変わりません。ICAFは、学生たちの情熱とエネルギー、そして彼らが時代を敏感に感じ取って表現した繊細な感性を、皆で鑑賞し、楽しみ、語り合う場所であり続けたいと考えています。
私自身にとっても、ICAFは非常に思い入れの深い場所です。学生時代には作品を上映していただき、さらにはメインビジュアルを担当させていただくなど、クリエイターとしての第一歩をこの場所で踏み出しました。私のみならず、ここから羽ばたいた多くの若いクリエイターたちが、現在アニメーションを必要とするあらゆる現場で活躍し、業界を活気づけています。ICAFが果たしてきた役割は、もはや夢物語ではなく、確かな実績となって表れています。
今年の参加校は全34校、229本の学生アニメーション作品の「最前線」が10月に国立新美術館に集結します。今年も、学生が作ったアニメーションを、みんなで集まって楽しみましょう!