ICAF2019フェスティバルディレクター

−ごあいさつ−

年号も令和となり、新しい時代の幕開けを迎えた矢先、信じがたく許しがたい京都アニメーションの惨劇が起きてしまいました。アニメーションを愛し、創り、人々に夢や希望、勇気や思いやりを与え続けてくれていた仲間の喪失……同じアニメーションに関わる人間としてやり場のない悲しみと憤りが今尚、溢れてしまいます。今はただただ、被害に遭われた皆様、ご家族や関係者の皆様に、心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。
そして改めて、この惨劇に対して自分たちに、あるいはこの学生アニメーション映画祭ICAFとしてできることが何かあるだろうか、と考えました。その答は早々見つかるわけではありませんが、教育を基盤としたこのICAFにできることは、これまで同様、今後も豊かな文化や産業を創出していける人材の育成なのかもしれません。
アニメーション界にとって、つらい出来事で始まった2019年ですが、2002年から開始されたICAFも第17回を数えます。ご挨拶が後回しになってしまいましたが、本年度のFD(フェスティバル・ディレクター)を務める多摩美術大学の野村辰寿です。2012年多摩美術大学着任早々にFDを任されて以来、7年ぶりのFDとなります。先にも述べましたが、今年は令和元年。さらに来年には東京オリンピックも控え、日本が活力に溢れてきているように思います。アニメーション教育もこの勢いに乗って、令和元年のICAFを盛り上げていきたいと思います。開催から17年という歳月を経て築きあげて来たICAFは、作品を通して制作者・鑑賞者・指導教員などが相互にコミュニケーションを取れる貴重な学生映画祭です。参加・協力していただける皆さんの刺激となり、楽しみとなるICAFを目指して、本年度のディレクションを担当していきます。
何卒、よろしくお願いいたします。

ICAF2019 フェスティバルディレクター 野村辰寿

2019 Fd Nomura

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 教授 野村辰寿

1987年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業〜株式会社ロボットに入社。

CMディレクターとして活動後、『ストレイシープ』、『ジャム・ザ・ハウスネイル』、『ネコのさくせん』、『ななみちゃん』など、さまざまな手法のオリジナル・アニメーション作品を手がける。

母校・グラフィックデザイン学科にてアニメーション指導をはじめ9年目となる。

日本アニメーション協会理事。日本アニメーション学会会員。

ICAF名誉実行委員長 古川タク

Taku

古川タク

1941年三重生まれ。

大阪外国語大学(現:大阪大学)卒業、TCJ、久里実験漫画工房を経てフリーに。一コマ漫画家、イラストレーター、アニメーション作家として活動、現在に至る。

日本アニメーション協会(JAA)会長。

2004年紫綬褒章、2012年旭日小綬章受章。